MRI検査部門
2016年4月より3T(テスラ)MRI装置が稼動し、1.5TMRI装置と合わせて2台のMRIが稼動しています。3TMRI装置の特徴はMR信号をデジタル信号に直接デジタル化することができ、従来の装置よりも短時間で検査を行うことができるようになりました。
MRI検査は、X線を使用せずに磁石と電磁波の力によって人体の色々な断面を写真のように撮影し、身体の中を見ることができる画像診断です。X線を使用しないため、放射線被ばくの心配がありません。
MRIでは頭から足先まで全身の様々な部位の検査を行うことができ、組織の形を描出するだけでなく、病気の広がりや程度の判断にも使用されます。
当院のMRI装置は高速撮像が可能な機能や身体の動きによる画像の乱れを補正する機能が備わっており、体動のある患者さまや小児の患者さまでも検査できるようになりました。
MRIの主な検査部位は頭部が最も多く、その他に腹部(肝臓、胆嚢、膵臓など)、骨盤(子宮、卵巣、前立腺など)、脊椎(頚椎、胸椎、腰椎)、心臓などを行っており、平成29年度は5400件のMRIを実施しました。
MRI検査を行う際に下記に該当する方は担当者に申し出て下さい。
- 心臓にペースメーカ、ICD、CRT-P、CRT-Dを使用している方
- 体内に電子電気部品を装着している方
- 脳動脈瘤の手術を受け金属クリップを入れている方
- 金属製の人工心臓弁を入れている方
- その他の金属を体内に入れている方
- 妊娠している方
- 閉所恐怖症の方
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