RI検査(核医学検査)部門このページを印刷する - RI検査(核医学検査)部門

RI検査装置

 

RI検査は、核医学検査またはシンチとも呼ばれており、微量の放射線同位元素(RI:ラジオアイソトープ)を注射して病気の有無を調べる検査で、心筋シンチ、脳血流シンチ、肺血流シンチ、骨シンチ、腫瘍シンチなど様々な検査を行っています。
この検査は、特定の臓器に集まる標識化合物と微量の放射性同位元素を混合して体内に投与します。それにより特定の臓器や組織に取り込まれる過程や取り込まれた分布を画像にして診断を行います。放射線の多くの検査が組織の形態的な異常を調べる検査であるのに対して、RI検査は臓器・組織の機能的な異常を調べられるところが大きな特徴となっています。
 当院は、2台の装置が稼働しており、検査予約待ちの短縮に寄与するとともに、短い時間で検査を行う事ができます。年間の総件数は約2,400件余りで、その内、心筋シンチ検査は約2,000件余りで、全国トップレベルの検査数を誇っています。

心筋シンチ画像

心筋の血流が不足している部位が欠損像となり、心臓に血液を与えている冠動脈の疾患が示唆された。

冠動脈造影画像

心臓カテーテル検査における冠動脈造影撮影では、心筋シンチの所見と同一の部位の冠動脈が狭窄していた。

脳血流シンチ画像

脳の血流が不足している部位が欠損像となり、脳に血液を与えている動脈の疾患が示唆された。

MRIによる脳血管画像

MRIにおける脳血管撮影では、脳血流シンチ所見と同一部位の動脈が狭窄していた。