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「鹿医セン Vol.152」このページを印刷する - 「鹿医セン Vol.152」

2018年12月31日掲載

平成30年度 循環器病看護エキスパートナース研修

 

 平成30年10月22日~10月26日まで平成30年度循環器病看護エキスパートナース研修が開催されました。国立病院機構九州グループ主催の研修は今回を含め17回目となります。研修生は9施設から14名が参加しました。今年度は研修期間を5日間とし、循環器病看護エキスパートナースとして看護の質の向上を図るため、患者家族の個別性を踏まえた水準の高い看護実践ができる、リーダーシップが発揮できる人材を育成することを目的に研修が行われました。

 研修内容は循環器疾患の病態と診断・治療、心臓カテーテル検査及び治療における看護、心臓血管外科術前術中術後の看護、心不全患者の看護、心臓リハビリテーションの実際、薬物療法など、医師や看護師、薬剤師等、多職種の講師による実践に即した講義を行いました。  

見学実習では、短時間のスケジュールではありましたが、心カテ室・救急外来、メディカルサポートセンター、ICU、病棟と見学し、それぞれで行われている看護の実際について自施設との違いなどを知る機会としました。

 初日は緊張した様子の研修生でしたが、懇親会では、院長先生や看護部長、研修担当者と郷土料理を囲んで賑やかに話が弾みました。焼酎が好きな研修生や、鹿児島の特産物は何かなど質問もあり、すぐに打ち解けあい施設の情報交換や鹿児島の観光地などを聞く姿が見られました。

 研修4日目には、「救急・重症患者と家族のための心のケア」について講義を受け、グループワークを行いました。自施設での看護体験を語り合い、患者・家族に何が起こり、どのような心のケアが必要かという視点で真剣に話し合うことが出来ました。最終日にはこれまでの講義内容や自施設での取り組みを踏まえ、自部署の問題と自己の課題を明確にし、今後の具体的取り組みについてグループワークを行いました。研修生それぞれが自己の課題と向き合い、自部署の課題について悩んでいることを、意見交換を行い発表しました。「心不全の終末期医療に関わっているが自部署での関わりが十分できていない。今までの症例を振り返り学んだことを伝達してきたい。」や「心不全の退院指導について看護師の役割とは何か考えた。多職種まかせとなっているため、今回学んだ事を伝達講習していきたい。受け持ち看護師へ看護師の役割をどのように考えているかアンケートを行い意識調査し、症例ごとのカンファレンスを行いたい。」等研修生の熱意がとても伝わってきました。また、研修期間中は、見知らぬ土地での研修で体調を崩さないか心配しましたが、しっかり体調管理もできていました。研修生の皆様が今回の研修で学んだことを看護実践で活かし、循環器病看護エキスパートナースとして活躍されることを期待しております。

 最後に、研修開催に当たりご尽力いただきました講師始め関係職員の皆様に深く感謝申し上げます。

                           (文責:東6階病棟 福元 京子)












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