【乳房外パジェット病におけるHER2発現と予後に関する解析】このページを印刷する - 【乳房外パジェット病におけるHER2発現と予後に関する解析】

乳房外パジェット病の研究に関するお知らせ

【研究題目】

乳房外パジェット病におけるHER2発現と予後に関する解析

 

【研究者等の氏名及び職名】

本研究は慶応大学病院皮膚科との共同研究であり、下記の研究代表者のもと、当院を含む8施設が参加して行われます。

 

【研究責任者】

鹿児島医療センター皮膚腫瘍科・皮膚科 医長 松下茂人 

 

【その他の研究者】

慶応大学病院皮膚科 専任講師 舩越建(主管機関代表者)

鹿児島医療センター皮膚腫瘍科・皮膚科 青木恵美、山村健太郎

がん・感染症センター都立駒込病院 皮膚腫瘍科 医長 吉野公二

北海道大学病院皮膚科 秦洋朗

東北大学病院皮膚科 藤村卓

筑波大学病院皮膚科 藤澤康弘 

京都大学病院皮膚科 大塚篤司

和歌山医科大学病院皮膚科 山本有紀

 

【対象】

2014年10月から鹿児島医療センターで乳房外パジェット病と診断され、治療を受けた患者さんを対象にします。

 

【研究の意義と目的】

乳房外パジェット病は、その頻度が決して高くないことから、実験室などで行われる基礎研究や、患者さんを対象とした臨床研究があまり進んでいないのが現状です。一方で、乳房外パジェット病に苦しむ患者さんのためには、治療法の進歩が必要です。

本研究は、乳房外パジェット病で受診された患者さんを対象とし、検査または手術時の切除組織を用いた癌関連マーカーの解析を行い、経過との関連を解析する研究です。そのために診療録、臨床写真、血液検査結果、画像検査結果等を用いさせて頂きます。本研究によって、より安全で優れた新しい治療法の開発へとつながることが期待されます。 

 

【方法】

本研究では、対象となる患者さんの病状(組織診断、病期、治療、経過等)に関する過去のデータ(診療録、臨床写真、血液検査、画像検査等)を診断ならびに治療前後にわたり経時的に参照させていただきます。また、本研究関連施設で治療を受けた患者さんから提供された、もしくは診断や治療のために採取が必要であった組織などの一部・血液等を利用させて頂きます。したがって、患者さんに新たなご負担をおかけするようなことはございません。また、本研究を進める上で必要となる費用(データ解析に関わる事務費等)は、慶應義塾大学医学部皮膚科が負担しますので、患者さんに追加で費用をご負担いただくこともございません。

 

【個人情報の扱い】

1) 本研究で取り扱う患者さんの個人情報は、氏名と患者番号のみです。その他の個人情報(住所、電話番号など)は一切取り扱いません。ただし、診療録の情報をもとに、電話または文書にて現在の病状についてお問い合わせする場合がございます。

2) 本研究で取り扱う患者さんの診療情報は、個人情報をすべて削除し、第3 者にはどなたのものかわからないデータ(匿名化データ)として使用します。

3) 患者さんの個人情報と匿名化データを結びつける情報(連結情報)は、本研究の個人情報管理者が研究終了まで厳重に管理し、研究の実施に必要な場合のみに参照します。

4) なお連結情報は当院内のみで管理し、他の共同研究機関等には一切公開いたしません。

 

【利益相反】

ありません。

 

【本研究への参加の可否について】

本研究に参加したくない患者さんにつきましては、下記の問い合わせ先にご連絡いただければ、研究に参加しないようにいたしますのでお問い合わせください。

 

【問い合わせ先】

〒892-0853             

鹿児島市城山町8-1        

独立行政法人 国立病院機構 鹿児島医療センター(皮膚腫瘍科・皮膚科)

医長  松下 茂人  (研究責任者)

連絡先TEL:099-223-1151  FAX:099-226-9246

 

【その他の相談窓口について】

鹿児島医療センター 倫理審査委員会

委員長  城ヶ崎 倫久

連絡先 TEL;099-223-1151