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皮膚がん登録数が全国トップになりました(皮膚腫瘍科・皮膚科)

 全国がん診療連携拠点病院の院内がん登録データが毎年集計されています。通常、各拠点病院での2年前のデータが翌年夏に国立がん研究センターへ提出され、集計結果は2年遅れて国立がん研究センターのHP上で発表されます(http://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/brochure/hosp_c_registry.html)。
 2017年8月に2015年がん診療連携拠点病院等院内がん登録全国集計が発表されました。この中で皮膚がん登録数が全国427施設の中で見事トップにランクインしました。当院で皮膚がんを主に診療している私たち皮膚腫瘍科・皮膚科は、2014年10月に新設されまして、2015年3月までは医師1名、4月から2名体制で診療していました。開設から3年経過した現在では、患者数の増加とともに医師スタッフも4名まで増員されていますが、わずか1~2名体制で全国トップの患者数を診療し得たことになります。医師スタッフが少ない中で、開設前から当科に関わりサポートしてくださっている多くのコメディカルスタッフをはじめ、鹿児島医療センターの職員の皆様に心より深謝いたします。またこの結果は、連携施設の皆様から開設当初より多くの患者さまをご紹介いただいている賜物であり、私たちが皆様と円滑な病診連携を構築して皮膚がん診療において地域医療に貢献している証しであります。日頃より患者さまをご紹介くださいます連携施設の皆様に深く御礼申し上げます。これからも連携施設の皆様と連綿と結束しまして地域医療に貢献するのはもとより、次世代を担う医療者の育成や未来志向の臨床研究を推進する全国屈指の皮膚がん基幹施設となるべく、スタッフ一同でさらに尽力してまいります。今後ともご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

 

 (文責・皮膚腫瘍科・皮膚科科長 松下茂人)