【地域連携機関向け】第5回地域医療連携懇談会開催のお知らせ【参加募集】
2016年11月15日掲載
第5回地域医療連携懇談会開催のお知らせ
第5回 国立病院機構鹿児島医療センター 地域医療連携懇談会開催に際しまして、ご挨拶申し上げます。
当センターが鹿児島医療圏における地域医療支援病院として平成18年2月に鹿児島県の承認を受け、今年度で11年目となりました。この間、多くの先生方から多大なご指導とご支援を賜り、地域医療支援病院として順調な歩みを続けていますことを、厚く御礼申し上げます。
例年11月頃に開催しておりますが、ハイブリッド手術室の準備の都合により平成29年1月30日に開催することとなりました。
MRI撮影は循環器だけでなく、どの科の先生方にも必要とする検査だと思いますが、ペースメーカ、ICD、CRT等が入っている患者において必要なMRIが取られていないという現状があります。現在、条件付きMRI対応のペースメーカが出てきておりますが、緊急でのMRIや遺残リードがある患者さんは今でもMRIは禁忌であります。
デバイス感染が起きると創部にとどまらず、敗血症や感染性心内膜炎といった全身性感染症を生じ致死性となります。このためジェネレータのみならずリードを全て抜去する必要があります。これまで鹿児島県内においてエキシマレーザーシースによるリード抜去の認定施設がなく、県外に患者を紹介・搬送し、他院でリード抜去を行う必要がありましたが、今回、当院が施設認定を受け、南九州地区においてエキシマレーザーシステムを用いたリード抜去が出来るようになりました。
また、人口の高齢化に伴って弁の変性や石灰化による大動脈弁狭窄症患者が近年増加しています。大動脈弁狭窄症はいったん症状が出現すると極めて予後の悪いことが知られています。しかし、高齢者の方は種々の合併症を伴っていることが多く、外科的手術が受けられない患者も少なくありません。このような患者さんに対して、より低侵襲な治療法である経カテーテル大動脈弁置換術(TAVI)が保険適用となっております。また、胸部・腹部大動脈瘤に対してのステントグラフト治療も低侵襲な治療法の一つです。
これらのリード抜去、ステントグラフト、および経皮的カテーテルによる弁置換術等を新しく増設するハイブリッド手術室で施行する計画をしております。循環器疾患に関わっていない先生方、および連携する医療機関に周知していただきたく、今回地域医療連携懇談会の意見交換会の前に講演会を企画しました。
つきましては、ご多用のことと存じますが、万障お繰り合わせの上、ご出席賜りますようご案内申し上げます。
メディカルサポートセンター長 薗田正浩
記
日 時 |
平成29年1月30日(月)19:00 ~ 21:30(受付開始 18:30) |
会 場 |
城山観光ホテル 4Fエメラルド(鹿児島市新照院町41番1号) |
内 容 |
第5回はハイブリッド手術室の完備を前にしての当院でのこれからの高度医療について、講演会後に意見交換会を開催します。 |
プログラム |
開会(19:00~ 4階 エメラルドホール) I 講演会 1.エキシマレーザーによるリード抜去 2.当院におけるステントグラフト治療の現状 3.経カテーテル大動脈弁治療TAVIに向けて II 意見交換会 閉会(21:30) |
申込み |
申込み用紙を こちら よりダウンロードして FAX (0120-334-476) またはemail (miyazaki-h@kagomc2.hosp.go.jp) にて申込み下さい。 ※参加費は無料です。申込みは鹿児島県の連携病医院・及び地域連携機関よりお受けしております。 |
【お問い合わせ】
独立行政法人国立病院機構
鹿児島医療センター
地域医療連携室 担当:宮﨑
TEL 099-223-4425(内線7381)
FAX 0120-334-476
E-Mail miyazaki-h@kagomc2.hosp.go.jp