部門紹介

 

臨床検査とは

人間の身体は様々な成分で成り立っています。臨床検査は体内に発生した病的異常の発見、その原因の究明、病状の把握のために大きな役割を担い、医師の診断を確実にする為に検査業務を行っています。臨床検査は診断の他にも、患者さまにとって最良の治療法の選択やその治療効果の把握、治療効果の確認や重症度の判定、回復の度合いなどにも利用されます。当院の臨床検査科では検査科長(病理医)1名、検査技師26名、検査助手3名体制で「良質の医療を病む人の立場にたって提供する」という病院理念のもと患者さまが必要とする検査に対応しています。

 

検査をする前に

基準値(基準範囲)について

基準値には以前は「正常値」といわれていました。しかし、正常値自体にも個人差があり、現在は基準値と呼ぶようになっています。
基準値は下の図のように、検査項目ごとに健康な人を測定して、結果の95%の幅をとって求めています。従って血液検査の基準値の多くは、上限値と下限値という幅があります。

検査結果についての資料はこちら

 

注意していただきたいこと

自分の検査結果が異常値であった場合、勝手に判断せずに必ず主治医にご相談ください。
検査結果には、採血がスムーズにいかなかったために起こる異常値や、採血時の条件、性差(男性、女性)、年齢(子供、成人、高齢者)で変化することがあります。また同じ検査を行った場合でも、病気の種類によって結果の意義は異なることがあります。
検査結果は主治医が総合的に判断して、患者さまに説明します。

 

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