「消化器外科緊急手術症例における術後死亡予測モデルCORES、NSQIPの比較検証試験」についてこのページを印刷する - 「消化器外科緊急手術症例における術後死亡予測モデルCORES、NSQIPの比較検証試験」について

研究の概要

 本研究は、全国の国立病院15施設で、2014年12月から2017年3月までに、緊急で胃や腸など消化器系の手術を行った患者さまを対象に、手術前の状態から手術後の経過を予測できるシステムを検証する研究です。

 

研究の目的

 消化器系の緊急手術を受ける患者さまは、術後にしばしば腹膜炎や肺炎など重大な合併症を併発することがあります。
患者さまの手術前の状態から、手術後の状態(予後)を予測することは、主治医にとってとても大切なことです。
緊急手術における予後予測法としては、アメリカで開発されたNSQIPと我が国で開発されたCORESがあります。
今回私たちは、消化器系緊急手術を行った患者さまのデータを調査して、この二つの方法を比較検証します。
また、これらを用いて病院間の外科技術水準の評価が可能か検討します。