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歯科口腔外科

歯科口腔外科は、平成25年3月に当院治療患者さまの口腔のQOL向上などの口腔機能管理の充実し地域医科歯科連携を推進することを目的に開設しました。
当院の歯科口腔外科は、入院患者をはじめとする当院治療患者の口腔のトラブルなどに対して口腔ケアや歯科治療などの口腔管理を行うことにより医科治療が円滑に遂行できるようにする支持療法が主な診療内容です。

 

  1. がん治療の口腔管理と地域医科歯科連携
    当院歯科口腔外科はがん診療における口腔管理を大きな柱としています。
    がんの手術前から口腔管理を行うことにより術後の誤嚥性肺炎や局所感染などの術後合併症の予防や化学療法・放射線療法による口内炎などの口腔合併症予防のための口腔管理を行っております。
    また、治療後は地域がん医療連携歯科医院と連携し継続的な歯科口腔管理が行えるように地域医科歯科連携を行っています。
  2. 心臓血管手術前からの口腔管理
    弁置換術などの心臓血管手術術後の重篤な合併症の一つである感染性心内膜炎の原因菌の多くは口腔の細菌とされています。
    当院歯科口腔外科では、術後の感染性心内膜炎などの合併症の予防ために手術前から感染源となる歯の抜歯などの歯科治療や口腔衛生状態の改善などの口腔管理を行っています。
  3. 入院患者さまの口腔ケア
    脳血管障害患者さまやICU入室患者さまなどは自身での口腔ケアは困難であり、看護師などの介入による口腔ケアが必要です。
    当院では口腔ケアチームを平成25年6月に発足し、看護師の日々の口腔ケアが充実するように活動を行っております。
    当院歯科口腔外科では口腔ケアチームの活動を通じて看護師の口腔ケアのサポートを行うとともに専門的な口腔ケアを行っています。

以上のように当院歯科口腔外科は当院治療患者さまに対する口腔管理の提供を診療の主としております。
そのため、一般外来患者さまの診療は行っておりません。
この点につきましては大変申し訳ありませんが、ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。