診療科の紹介

放射線科は主に画像診断(CTやMRI、核医学)、IVR(カテーテル等を用いた血管、腫瘍、膿瘍、出血の治療)と放射線治療が行える診療科です。多くの場合、他診療科の先生方からの依頼にて、患者さまの診療にあたります。
1. 画像診断
身体の中の状態を苦痛なく探り当てるための診断法が画像診断です。当院では最新の医療機器と撮影技術を駆使し、病状を解析・診断(読影)いたします。その内容は速やかに皆様が受診された各診療科の医師のもとに、提供しています。当院では現在、Dual Energy CT と64列MDCT、3Tと1.5TのMRI2台、SPECT2台で検査を行っています。
これらの臓器は、呼吸器科の先生にとって専門外ですが、こういった部位についても全身の画像診断に精通している放射線科医が読影して異常を知らせることができるわけです。
2. IVR
IVRとは、インターベンショナルラジオロジー(Interventional Radiology)の略で、カテーテル等を用いて血管、腫瘍、膿瘍、出血などに対し、患者さまの体への負担が少なく副作用の少ない治療を行っています。当院では現在、最新のIVR-CT1台で検査、治療を行っています。
3. 核医学
核医学検査とは、微量の放射線を出すお薬(放射線医薬品)を体に投与し、その分布状態を画像にすることによって臓器の機能を知ることができる検査です。当院では現在、最新のSPECT-CT2台で検査を行っています。
4. 放射線治療
放射線治療はがん治療の3本柱の1つであり、根治的治療から術前治療、術後治療、そして緩和治療まで、様々な目的で行われます。当科では各部門あるいは診療科の先生方と様々な画像検査、血液検査などの情報をもとに患者さまの体力や病気の進み具合に合わせて最適な放射線治療方法を決めています。当院では画像誘導放射線治療を用いた高精度の放射線治療および定位放射線治療や強度変調放射線治療なども導入し、最新リニアックを使って、質の高い治療を提供しています。 また一部放射線治療が有効な良性腫瘍も対象としております。
スタッフ紹介 【2023年4月1日現在】
井手上 淳一 Junichi Ideue
部長
- 放射線科
- 画像診断
- IVR
- 日本放射線医学学会
- 日本磁気共鳴医学会
- 日本IVR学会
桑水流 絵梨奈 Erina Kuwazuru
医師
- 画像診断
- 日本医学放射線学会 放射線診断専門医
川畑 博史 Hiroshi Kawabata
医師
- 放射線科
- 日本医学放射線学会
上山 友子 Tomoko Ueyama
医師
- 放射線科
- 放射線治療専門医・指導医
長野 えりな Erina Nagano
医師
- 放射線科
- 日本放射線学会
阿久根 健太郎 Kentaro Akune
医師
- 放射線科
- 日本放射線科学会
外来診療曜日・担当表
実績
機器/年度 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 |
CT検査 | 11,970 | 12,540 | 12,441 | 12,438 | 13,027 | 12,823 |
MRI検査 | 5,402 | 5,647 | 5,388 | 5,073 | 5,558 | 5,459 |
核医学(RI)検査 | 2,343 | 2,263 | 2,053 | 1,867 | 2,002 | 1,977 |
血管造影検査 | 2,.288 | 2,438 | 2,386 | 2,548 | 2,834 | 2,649 |