独立行政法人 国立病院機構 鹿児島医療センター

腫瘍内科

診療科の紹介

 

 2013年4月に開設し、2023年3月まで丸10年間、すべてのがんを対象にして、内科的診療を行ってきました。

 しかしながら、2023年3月末日で担当医が定年退職になったため、2023年4月からは週に1回(水曜日のみ)の外来診療(再診)のみに診療が縮小になりました。従いまして、原則として新規の患者さまはお受けできませんので、ご了承下さい。

 

スタッフ紹介 【2023年4月1日現在】

魚住 公治 Kimiharu Uozumi
医師

専門領域
  • 腫瘍内科
学会専門医・資格
  • がん薬物療法専門医・指導医
  • がん治療認定医
  • 血液内科専門医・指導医
  • 総合内科専門医
  • 肉腫専門医・指導医

鈴木 紳介 Shinsuke Suzuki
医師

専門領域
  • がんゲノム医療
学会専門医・資格
  • がん薬物療法専門医
  • がん治療認定医
  • 血液内科専門医
  • 総合内科専門医
 

外来診療曜日・担当表

腫瘍内科診療実績

 腫瘍内科は、20134月に、まったく新しい診療科(鹿児島県内唯一)として診療を開始しました。“すべてのがんの内科的治療をおこなう”という基本方針で、着実に診療規模を拡大してきました。

 2022年4月より、担当医が1名のみになりましたが、2022年も患者数はなんとか横ばいで、ごくわずかな減少にとどまりました。外来患者は毎週50名前後、入院患者は、1日あたり2030名で推移しています。2022年の外来患者総数は2017名、入院患者総数は113名(のべ509名)でした。患者内訳は図の通りですが、血液腫瘍およそ25%、大腸癌16%、肺癌11%、原発不明癌8%、胃癌6%、その他(膵臓癌・子宮頸癌・食道癌・子宮体癌・卵巣癌・肉腫・乳癌など)約30%となっています。8月からは診療科閉鎖のために新規の紹介患者さまの受け入れを止めたにも関わらず、昨年に引き続き、様々な腫瘍の紹介をいただき、患者数はわずかな減少にとどまりました。また、外来化学療法の患者数は、469名でした。幸いにこの数字も大きな減少にはならずに経過しました。今年度も同時性の重複がんの治療や免疫チェックポイント阻害薬(ICI)+分子標的薬(または通常の抗がん剤)による治療の件数が増加しました。鹿児島県内唯一の化学療法を専門とする診療科としての責任は、なんとか果たせたかなと考えています。

 残念ながら、当科は、2022年末で入院診療を終了しましたが、開設以来10年間にわたり院内外の多数の診療科や先生方の御支援をいただきながらなんとか形になる診療実績を残せたかなと考えています。

 長い間の、御指導・御鞭撻、本当にありがとうございました。

1.甲状腺がん診療連携プログラム 

 日本臨床腫瘍学会と日本内分泌外科学会および日本甲状腺外科学会は、甲状腺がんの分子標的治療に関する連携プログラムを発足させました。このプログラムは、新規の全身化学療法を甲状腺がん治療に導入するにあたって、有害事象管理や合併症管理に診療科横断的に取り組むことにより、本邦における甲状腺がん治療成績の向上を目指すものです。

 当科も2014年度からこれに参加し、鹿児島県では、甲状腺外科の代表が鹿児島大学病院の乳腺・甲状腺外科ですが、内科側の代表を当科が務めています。

2.頭頸部がん診療連携プログラム

 日本頭頸部外科学会と日本口腔外科学会および日本臨床腫瘍学会では頭頸部がんにおける薬物療法の適正使用と治療成績の向上をめざして、学会間の診療連携協力を推進することになりました。 

 2017年12月よりこのプログラムがスタートしましたが、当科もこのプログラムに参加し、鹿児島県内では鹿児島大学病院とともに当院が連携協力医師を登録して、診療しています。

入院患者内訳(2022年度)

トピックス

腫瘍内科に関するお知らせ

現在、お知らせはございません。

一覧を見る

2014年から日本臨床腫瘍学会、日本甲状腺外科学会、日本内分泌外科学会が連携し、甲状腺がん診療連携プログラムが発足しています。
当科は内科としては鹿児島県で唯一これに参加し、甲状腺がんの分子標的薬治療を担当しています。

 

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099-223-1151 (代表)
〒892-0853
鹿児島県鹿児島市城山町8番1号
fax:099-226-9246
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