独立行政法人 国立病院機構 鹿児島医療センター

「鹿医セン便り Vol.183」

2021年7月1日(木)

診療科紹介 ー消化器内科ー                                         

 

 いつも大変お世話になっております。

 消化器内科は消化器領域の悪性疾患や炎症性疾患の診断・治療および消化管出血などの救急医療に対応しています。2020年4月から6人体制で診療していますが、2021年4月に消化管・胆膵を担当する4名の医師が交代となりましたので、新任医師を紹介させていただきます。

 岩屋博道医長(消化器病学会専門医・指導医、消化器内視鏡学会専門医・指導医)は鹿児島大学消化器内科の特任助教から着任しました。消化器領域を幅広く診療しますが、特に膵癌や胆道癌を中心に胆膵疾患の診断・内視鏡治療を専門としています。井上和彦医師(消化器病学会専門医)は藤元総合病院の消化器内科部長から着任しました。こちらも消化器領域を幅広く診療しますが、胃癌・大腸癌の内視鏡治療では中心的役割を担います。さらにレジデントの田平悠二医師、原口昌明医師が外来・病棟・救急と消化器内科診療を支えてくれています。

 昨年と比較すると、医師数に変動はありませんが、上級医が増えたことで並行して行える検査・手技が増えました。一方で、日々の検査枠はほぼ一杯で診療していたのが現状で、さらに検査・処置の件数を増やすためには、検査の効率を上げる必要がありました。そこで、本年度から木曜日を内視鏡の特殊検査・治療日とし、ESDや胆膵の処置を伴う内視鏡を集約化しました。検査の合間に外来に呼ばれることがなくなりますので、検査の効率が上がると期待しています。一方で、皆様にはご迷惑をおかけしますが、木曜日の消化管・胆膵の外来診療を閉じさせていただきました。結果的に検査待機の期間が短くなると考えていますので、ご容赦いただきます様、お願いいたします。もちろん救急患者につきましてはこの限りではありませんので、お気軽にご相談ください。なお、肝臓外来は櫻井一宏主任部長、森内昭博の2人体制で引き続き毎日診療しています。

 内視鏡治療だけでなく、肝癌を含めた近年の消化器領域の化学療法は日進月歩の様相を呈しています。新規薬剤の追加に伴って、ガイドラインが変更されることが常ですので、最新の治療方針を理解し、提供することは大変ですが、当院の診療の柱の一つである「がん診療連携拠点病院」としての役割を果たすべく、一同協力して診療にあたっています。

 皆様のお役に立てるよう日々精進してまいりますので、今後も何卒よろしくお願い申し上げます。

(文責:消化器内科部長 森内 昭博)

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