独立行政法人 国立病院機構 鹿児島医療センター

「鹿医セン便り Vol.209」

2023年9月1日(金)

職場紹介 東5階病棟

 東5階病棟は、脳血管内科・脳神経外科を診療科としており、SCU9床を有する定床50床の脳卒中専門病棟です。主な疾患は、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、頭部外傷、一過性脳虚血発作、めまい症や頭痛、けいれん発作など発症した患者さまを夜間や土日・祝日を問わず24時間体制で受け入れており、鹿児島県内の脳卒中医療の中核施設として治療・看護を行っています。治療では、血栓溶解療法(t-PA)や血栓回収療法、コイル塞栓術、脳動脈瘤頸部クリッピング術などが行われています。救急外来で迅速な診断・処置後はSCUで脳卒中発症直後の集中治療を行い、回復期へと切れ目のない継続した医療サービスの提供を行っています。

 看護の特徴としては、一般病棟とSCUが常に連携し、脳卒中急性期の全身管理及び術後管理を行っています。脳卒中疾患を発症された患者さまの中には、意識障害や手足が動かしにくい、言葉がうまく話せないなど、生活していくうえで大事な機能が低下することが問題となります。そのため、病棟では、医師、看護師、看護助手、クラークの病棟スタッフと共に、リハビリテーション科、薬剤部、栄養管理科、メディカルサポートセンター、と多職種で早期から患者さま・ご家族の意向を確認し、疾患を抱えながらも住み慣れた地域で過ごすことができるように、不安などに寄り添い、安心してその人らしく過ごせるような関わりを意識し看護を実践しています。また、脳卒中認定看護師、摂食嚥下認定看護師、認知症認定看護師といった専門性の高い看護師もチームの一員として勤務しており、多角的視点での看護ケアの方向性について検討し、より質の高い看護の提供を目指して取り組んでいます。今後も、患者さま1人1人が安心して入院生活を送り、笑顔で地域へ戻り生活してもらえるよう治療・看護に対する研鑽を重ね、明るく・笑顔で・チームワークを大切に、日々誠実に向き合う姿勢を忘れず、スタッフ全員で尽力していきたいと思います。

【文責:東5階病棟看護師長 中本 恵】

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◆職場紹介(東5階病棟)
◆心原性ショックとは?補助循環用ポンプカテーテル(Impella®)導入

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