令和6年度 九州・沖縄ブロックDMAT実動訓練【長崎県】参加の報告

令和6年11月24日に「令和6年度九州・沖縄ブロックDMAT実動訓練」に参加しました。

大雨・土砂・台風被害により長崎医療圏・県央医療圏(諫早市)が甚大な浸水被害にみまわれ、医療機関のライフラインが壊滅的な被害を受けた想定の訓練でした。我々のチームは災害拠点本部である長崎医療センター参集、支援場所(諫早総合病院)と支援内容(病院支援内容に関しては現地スタッフとの協議で決める)を確認して現場に向かいました。諫早総合病院に到着するとライフライン3系統ともダウンしており、病院の方針としては、

 ①入院患者さんは、軽症者は病院内にとどまり医療を継続する

 ②重症者は長崎医療センターに速やかに搬送する

 ③ライフラインを早期に立て直す

以上のように籠城しながらも一部は避難という方針でした。我々のチームは主に②に関しての支援を行いました。具体的には重症患者の搬送手配と調整並びに、搬送までの患者管理と準備を行いました。非常に有意義な訓練でした。

【文責:救急科医師 田中秀樹】