看護部理念
患者さまの目線に立って、安心の看護・信頼される看護・責任ある看護の提供を目指します。
看護部運営方針
- 患者さまの人権を尊重し、一人ひとりの気持ちに添える看護を実践します。
- 専門性を追求し、安全・確実な継続性のある看護を提供します。
- 病院の使命と役割を認識し、看護職員の教育・研修を推進します。
- チーム医療を推進し、責任をもって個別的な看護を実践します。
3つの重点医療
心臓病、脳卒中及びがんの診療を柱とし、病む人と家族の目線に立った、分かりやすく質の高い医療を地域の医療機関と連携・機能分担しつつ全職員協力して提供します。
看護体制・看護方式・勤務体制
看護体制、看護方式 | パートナーシップナーシング(PNS)、受け持ち看護師制 |
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勤務体制 | 2交替制(ICUのみ3交替制) |
看護部紹介
病棟紹介
入院から退院後まで、安心して生活できるよう支援しています。
東2階病棟
ICU
東2階病棟(ICU)は、ベッド数16床で、心臓血管外科、外科、脳神経外科、耳鼻科等の大手術後や緊急入院など重症患者の受け入れがあります。医師や臨床工学技士、理学療法士、栄養士などとともにチーム医療を行いながら一日も早く回復し、一般病棟、そして地域へ戻ることができるように、24時間体制で集中的な治療・看護を提供しています。
東3階病棟
婦人科、小児科、皮膚腫瘍科、泌尿器科
東3階病棟では、各診療科の集学的治療を行う患者さまが安全で安心して療養できることを目標に看護を行っています。
また、入院前から患者さまの不安や日常生活での困りごとに対し少しでも不安を軽減できるよう外来と連携し支援をおこなっています。
東4階病棟
心臓血管外科、外科
一般病棟とHCU4床を有し、外科的治療を必要とした患者さまの術前から術後ケアを専門とし、安心して治療に専念できるよう支援しています。
また術後の退院支援にも力を入れており、患者さまに合わせた調整・支援を行っています。
東5階病棟
脳血管内科、脳血管外科
9床のSCUを有し、24時間体制で脳卒中急性期の全身管理及び術後管理を行っています。
脳卒中疾患では、意識障害や運動障害、言葉がうまく話せないなどの症状を抱える方が多いため、不安に寄り添い、患者さまやご家族が安心してその人らしく過ごせるように様々な職種で連携してケアを行っています。
東6階病棟
腎臓内科、糖尿病・内分泌科、不整脈治療科
腎臓病や糖尿病の教育目的の入院をはじめ、検査・カテーテル治療・手術と多岐にわたる患者さまを受け入れています。入院早期から医療チームと連携を図り、患者さま個々に応じた看護を提供しています。各診療科のカンファレンスを通して、多職種連携を図り、退t院後の生活も見据えた支援に取り組んでいます。
東7階病棟
循環器内科
循環器疾患に関する検査・治療・看護・療養指導を行っています。心不全の患者さまに入院早期より多職種連携を図ることで個別性を活かしたより良い看護の提供と、退院後の生活を見据えた療養指導の充足を図ることを目標としています。患者さまが疾患と向き合いながらその人らしい生活が送れるよう支援を行っています。
東8階病棟
循環器内科
主に虚血性心疾患や心不全などの疾患をもつ患者に対し、心臓カテーテル検査や治療を実施しています。
病室の窓から望める錦江湾と桜島の雄大な景色には癒される環境となっています。様々な疾患をもった患者さまに対応できる専門性の高い医療、看護を実践するとともに、心安らぐ温かい看護サービスの提供を目指します。
西3階病棟
耳鼻咽喉科、消化器内科
西3階病棟では、手術や検査、化学療法や放射線治療を受ける患者さまが、安全で安心できる看護を目標に提供しています。外来受診時より意思決定支援に関わり、患者さまや家族が抱えている身体的、精神的、社会的なさまざまな気がかりに対し、多職種と連携しながら看護を行っています。
西4階病棟
血液内科
西4階病棟では、白血病や悪性リンパ腫、成人T細胞白血病、多発性骨髄腫などの造血器腫瘍の患者さまが、化学療法や輸血療法、造血幹細胞移植などの治療を安心して受けることができるように看護を提供しています。治療による血球減少により、易感染状態となり無菌室管理が必要になる患者さまも多いため、副作用症状を緩和し、患者さまと共に感染防止に取り組んでいます。繰り返す治療の中で、常に患者さまとご家族に寄り添い、信頼される看護の提供を目指しています。
また、移植により病気を克服し社会に戻る長期サバイバーを支援することを目的として「移植後長期フォローアップ外来」を行っています。
手術室
当院では年間3000件を超える手術が行われており、主に心血管・脳血管・悪性腫瘍手術が多く、鏡視下手術も増加しています。手術室では、術前訪問により患者さまのニーズを把握しながら手術準備を行い、術後訪問により術中の患者さまの評価を行うことで患者さまのニーズに合わせた看護が提供できるように周手術期看護の質の向上に努めています。また当院のハイブリッド手術室では、高画質なX線画像のもと、より安全・確実な治療を行うことが可能になり、2017年に鹿児島県で初めてのTAVIを開始し、現在では年間100件を超える手術を行っています。
医師、臨床工学技士などと連携しながらチーム医療の推進を図り、安全な手術のマネージメントを行っています。
外来
看護専門外来では、フットケア外来・リンパ浮腫外来・ストマケア外来を開設しています。専門的な知識や技術を有する看護師が、療養生活のご相談に応じながら患者さまの状態に合わせた看護を提供し、安心して在宅生活を過ごしていただくための指導やケアを継続的に行なっています。
救急外来では、ドクターカー出動や救急搬送された重症患者の受け入れを行っています。患者さまに、安全で安心した質の高い看護が提供できるように努めています。
キャリアアップ
教育体制
鹿児島医療センターは心臓病・がん・脳卒中の診療を柱とし、循環器基幹医療施設・がん専門医療施設、地域がん診療連携拠点病院、2次救急医療を特色としています。
病院の役割と使命は、専門職業人をして自律し、地域医療におけるリーダーシップを図ることが求められており、看護部ではこれらの役割が果たせるよう、看護部の理念のもと、専門職として個々の看護実践能力の向上とキャリアアップが出来るように教育支援を行っています。
国立病院機構能力開発プログラム(ACTyナース)に基づき継続教育を行い、機会教育(OJT)と集合教育(OFF-JT)を通して主体的、段階的に学ぶことが出来るようにしています。またキャリア開発という視点に立ち、自らリフレクションしながら各個人が目指す看護に向かいステップアップが図れる教育体制としています。