独立行政法人 国立病院機構 鹿児島医療センター

「鹿医セン便り Vol.190」

2022年2月1日(火)

令和3年度 緩和ケア研修会

 

 令和318日(土)に、鹿児島医療センター附属鹿児島看護学校において、鹿児島医療センター緩和ケア研修会を開催致しました。

 昨年秋ごろはコロナウイルス感染がやや落ち着いたこともあり、院外からの受講生も募集させていただき、医師19名、多職種(看護師、理学療法士)9名が参加されました。現在、緩和ケア研修会はe-learningと集合研修の2つから成り立っていますが、参加者全てのe-learning修了の元、1日間の集合研修が行われる形となっています。

 開催日当日、朝は冷え込むものの天候に恵まれたこともあり、日中は例年より暖かく、過ごしやすい中で研修会を行うことができました。例年と同様、講師としていまきいれ総合病院緩和医療科の小玉哲史先生をお迎えし、コミュニケーションのセッションを担当していただきました。当院からは医師8名、看護師8名、薬剤師1名、医療ソーシャルワーカー1名の御協力を頂き、円滑に進行することができました。内容はe-learningの振り返りに始まり、コミュニケーションに関するロールプレイ、グループワークでは症例を通してがん疼痛の事例検討、さらにその後の療養場所の選択と地域連携の検討など、受講生の皆さんにとっては充実した内容であったと思います。e-learning修了から時間が経過していることから、内容を再確認するための振り返りのセッションを長めに設定致しました。

 昨年末よりオミクロン株が感染拡大し、感染対策の重要性が増しています。当研修会では、講義中は密を避ける配置を心掛け、換気やマスクの徹底を行い、受講生もロールプレイ及びグループワーク時はシェード付きマスクを装着することとしました。マスクは声が聞こえにくい問題もありますが、感染のリスクを考えると仕方がない面があります。そんな中、受講生の皆さんは一生懸命にロールプレイ、ワークに取り組まれていました。

 この研修会を通じて、参加者、協力者ともに多くの学びを得て頂いたこと、緩和ケア、がん診療に関わる多職種の方々の交流が図れたことは、非常に収穫であったと思います。

御協力頂いた全ての皆様に、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。研修会は今後もさらに内容を充実させ開催していく予定ですので、皆様の御参加、御協力を宜しくお願いいたします。

(文責:研修会企画責任者 原口 浩一)

 

 

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◆病棟紹介 ー東8階病棟ー
◆新任紹介  

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