「鹿医セン便り Vol.233」
診療科の紹介「小児科」
当科は小児循環器に特化した外来診療を行っており、日本小児循環器専門医修練施設および日本肥満学会認定肥満症専門病院として毎日循環器外来を行っております。入院診療については、感染症・喘息・川崎病などの一般小児疾患にも対応しております。
診療体制
現在、常勤医師2名、時短常勤1名、非常勤2名で診療を行っています。残念ながら昨今の小児科医師不足の影響により、4月から常勤1名減の予定で入院診療は縮小せざるを得ない状況です。しかし、毎日の小児循環器外来は継続いたしますので、心雑音、動悸、胸痛など、少しでも気になる症例がございましたら、ご紹介のほどよろしくお願い申し上げます。
診療対象疾患
小児循環器は新生児から思春期、成人先天性疾患まで、先天性発達心臓病・不整脈・心筋症・小児肥満・起立性調節障害(立ちくらみ、めまい、失神)など様々な疾患を診療しています。発達心臓病は心房中隔欠損などの単純疾患から、単心室・フォンタン手術後など複雑心臓病まで、ほとんどが助かるだけでなく学校で普通に体育ができる時代となっています。世界で日本だけ新入生全員に実施されている学校心臓検診において当院は鹿児島の中心的な役割を担い、小児循環器学会など学会活動を含め、大学・市立病院・生協病院と連携し、小児循環器診療を行っています。鹿児島県でも心筋症、肺動脈性肺高血圧などの患者を症状出現前に発見できており、重症児は心臓移植まで無事辿り着いています。
また、コロナ禍以降は起立性調節障害に伴う不登校が急増しています。便利すぎる世の中、優しすぎる社会もあって、10分と立っていられない、朝起き上がることができないお子さんが増えているようです。起立性調節障害にも起立直後性低血圧、体位性頻脈、血管迷走神経性失神など様々なタイプがあり、生活指導が中心ですが、薬物治療も行っています。午前中の受診が難しいお子さんには、午後診療も可能ですのでご相談ください。今後ともよろしくお願い申し上げます。
外来担当医
・田中:月〜金曜日(循環器外来一般)
・二宮:水曜日以外(不整脈、心筋症、小児肥満)
・吉永:金曜日(QT延長、心筋症、小児肥満)
2025年実績
・小児心エコー 1,165件
・24時間ホルター心電図 729件
・トレッドミル運動負荷心電図 38件
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