管理者研修
7月20日と21日の2日間「ホテルウェルビューかごしま」において管理者研修が開催されました。
今回の研修の目的は「管理者として病院経営のリーダーシップを発揮し、病院経営の改善を目指す」について、研修テーマは、「機能移転後の病院経営について」でした。
1日目は一般社団法人日本血液製剤機構谷澤正明氏による「診療報酬改定から見る医療制度改革の方向性 ~鹿児島医療センターはいかに対応するか~」という演題で講演がありました。講演では、2018年度の診療報酬改定から見えてくる医療政策の方向性と当院が地域医療に果たす役割および進んでいく方向性について説明がありました。また、次回の診療報酬改定を見据えた中期的長期的戦略、これからどういった施設基準を着目すべきかについて具体的に説明がありました。講演の内容は具体的な事例を挙げての説明であったので理解しやすく、これからの医療政策に対する当院のあり方について勉強する機会となりました。
2日目は、医師、コメディカル、看護、事務、看護学校を含めた10名程度の職員が9グループに分かれグループワークが行われました。約1時間30分と短い時間の中で各グループはテーマ毎に、活発な意見交換を行いました。各参加者は自分と違う職種職場の意見に注意深く耳を傾けていました。
次に、グループワークの後にまとめた内容についての発表が行われました。発表は、前日の谷澤正明氏の講演の内容および他職種の意見が反映されたものとなり、質疑においても活発な意見が飛び交いました。
この研修で出た意見と職員の団結力を病院の経営に生かし、更なる医療の質の向上に取り組んで参りたいと考えます。
(文責) 企画課長 伊藤 淳司