骨密度測定と脂肪測定による効果的な健康管理
放射線部門では、一般の診察室とは異なる専用の検査室で放射線を安全に利用し、身体の内部を画像として可視化しています。19名の診療放射線技師が、患者さんに安心して検査を受けていただけるよう、日々努力を重ねています。
当部門では、骨の健康状態や体組成の評価を目的として、Dual-energy X-ray Absorptiometry(DXA)法による骨密度測定、CT検査による脂肪測定を実施しています。
これらの検査は、骨粗しょう症や肥満症、生活習慣病の診断・管理において重要な役割を果たしており、精度の高い画像診断技術を活かして、地域の皆さまの健康維持と疾病予防に貢献しています。
骨密度測定(DXA法)とは?
骨密度測定は、2種類の異なるエネルギーのX線を用いて、非侵襲的かつ高精度に骨密度を測定する検査です。特に腰椎や大腿骨など、骨折リスクの高い部位を中心に評価を行い、骨粗しょう症の診断に欠かせない重要な指標を得ることができます。
DXA法は放射線量が非常に少なく、短時間で検査が完了するため、患者さんへの負担が少ないのも大きな特徴です。骨密度の低下は骨折リスクの増加につながるため、早期発見・予防の観点から定期的な測定が推奨されています。定期的に骨密度をチェックし、「いつのまにか骨折」を防ぎましょう。
腰椎の骨密度測定の解析結果
骨折するリスクの高い腰椎の解析結果。測定結果は高精度で信頼性が高いため、経時的な変化や治療効果の評価に適しています。
脂肪測定(CTによる体脂肪分布解析)とは?
脂肪測定は、体内の脂肪分布を詳細に解析できる検査です。体格指数(BMI)では把握しきれない内臓脂肪の蓄積状態を高精度で評価できる点が大きな利点です。
当部門では専用のCT撮影プロトコルと画像解析ソフトを用い、内臓脂肪と皮下脂肪を分離して定量的に評価します。内臓脂肪の過剰な蓄積は、メタボリックシンドローム、糖尿病、心血管疾患などのリスクを高めることが知られており、これらの評価結果は生活習慣病の予防や治療の指標として重要です。
脂肪測定 CT 検査画像と BMI 肥満度診断結果
脂肪測定CT検査では、内臓脂肪と皮下脂肪の画像を基に、それぞれの具体的な脂肪面積、BMI (Body Mass Index) の数値から脂肪のつき方と状態を判定します。
①皮下脂肪と内臓脂肪のCT画像
②CT画像を基に計測した結果
③診断に使用するCT装置
④診断結果
安心して受けられる検査環境
鹿児島医療センター放射線部門では、診療放射線技師が丁寧に対応し、安心して検査を受けていただける環境を整えています。骨密度測定と脂肪測定を組み合わせることで、骨と体脂肪の両面から健康状態を総合的に把握し、効果的な健康管理を支援します。
検査に関するご質問やご不明点がありましたら、どうぞお気軽に放射線部門までお問い合わせください。



