独立行政法人 国立病院機構 鹿児島医療センター

お知らせ

院長のあいさつ

2020年7月22日(水) お知らせ患者さま

 2020年度は新型コロナ(COVID19)の蔓延による緊急事態宣言の中で始まりました。初期の感染流行は有りませんでしたが、6月末よりコロナ感染クラスターが発生し、若者を中心に感染者が激増してしまいました。コロナの完全終息は難しく、市中の新型コロナ感染下でどのような医療を行うべきかを考える時期に入ったと思っております。単なる、感染回避や治療の延期などは通用しないことになりそうです。

 鹿児島医療センターは新型コロナ対策を充分に施しながら、通常診療を止めることなく運用しております。感染対策のため、少し不自由になりますが、私たちのいつもの医療を提供し続けることを方針としています。6月以降新入院患者や紹介患者数も例年通りに回復してきているようです。感染が怖く受診をしぶり、重症化した患者さんもいますので持病悪化には注意してください。

 鹿児島医療センターは準総合病院のとしての診療(呼吸器と整形外科は無い)、特に心臓、脳卒中、がんを中心に行っています。高度・高品質な医療(特に治療)を提供しています。職員一同、顧客が快いと感じる対応に努めています。コロナ感染流行時でも通常の急患を速やかに受け入れるようにしております。心臓に関しても医師27名と多くのスタッフであらゆる治療に対応し、新たに始まったカテーテルによる経皮的大動脈弁置換術(TAVI)も3年間で200例を超えています。脳卒中対する血管内治療や血栓溶解治療を速やかに行えます。様々ながんに対し、手術 放射線 薬剤など最新の治療を駆使して対応しております。消化器内科外科もスタッフが質量ともに充実し、あらゆる消化器疾患に対応できます。腎臓内科 糖尿病内分泌内科 眼科の専門治療も充実しています。多職種で構成するチーム医療のフットワークはどこにも負けないと思っております。まだまだ成長段階ですので常に患者さんやご家族のご意見をお伺いし、さらに上、またその上の医療を目指し続けます。

 今回の新型コロナ感染症で日本の医療の在り方を見つめなおす好機ともなりました。かかりつけ医の役割、高度医療を提供する中核病院の役割、慢性疾患治療の在り方、外来通院の在り方、医療体制への住民の協力と理解、感染症への基本的考えと行動など見直すこともできました。いま、少子高齢化を迎える日本の医療の変革期を考えていますが、最良の医療体制を作り、住民の健康をお守りする日本になればいいなと思っております。今年も規範となる良い医療を目指します。あなたの健康、病気について考えていきませんか、私たちと一緒に。

2020722

独立行政法人国立病院機構 鹿児島医療センター
院長 田中康博

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