膀胱がんの最新の治療Ⅱ~アミノレブリン酸(5-ALA)による光力学診断(アラグリオ)
表在性の膀胱癌は初期治療としてTURBTが行われます。しかし、再発することが多く、再発を繰り返すうちに浸潤性の膀胱癌に進行することがあります。TURBTにおいて、残存腫瘍なく切除することが大切です。
アラグリオを用いた光線力学診断は癌細胞の部分だけが光って見えます。この方法の利点は、肉眼では判別しづらい癌組織の部分も的確に摘出することができるため、取り残しが少なく再発や転移のリスクが抑えられるところです。平成29年9月に承認され、当院でも平成30年5月から使用を開始しております。